三菱96式4号艦上戦闘機 A5M4

子供のころ96艦戦は零戦に比較して、オープンコクピット、固定脚、丸い尾翼にカウルなど、どことなく精悍さに欠けていてあまり好きな機種ではありませんでした。
飛行機の事がわかる年代になり、96艦戦が日本の航空技術史を語る上で欠くことのできない機種であること、零戦と同じ堀越技師の作品であること、その後の日本戦闘機の運動性の考え方の土台を築いた事などを知り、認識を新たにしたものです。
実際に描いてみると他のどの国の戦闘機にもない、たいへん優しい線をしていて、日本人が作り上げた日本らしい戦闘機であることを実感します。

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