愛知 B7A2 艦上攻撃機 流星改
艦爆と艦攻を統一する設計要求から生まれたこの機種は、日本機離れした大柄な機体と特徴的な逆ガル翼の設計の強度に問題が有ったこともあり、登場が遅れ終戦の年の春にようやく配備されたが、時すでに空母は無く・・・というよくある説明はこの位にして(笑)
この機種はじっくり熟成させたらきっと良い飛行機になっただろうな、と思わせるしっかっりとした骨太の線を感じます。同じ逆ガル翼でもF4Uのような粗野な印象は無く、流星改は大型鳥類が翼を広げたようなとても優雅な印象が有ります。その名前と実績ともに優雅さとはかなさを感じさせるとても日本的な機種だと思います。
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