Fairey Barracuda MK.2

バラクーダはソードフィッシュ、アルバコアに続く雷撃機+急降下爆撃機として開発されましたが、開発の遅れと空力特性と操縦性の不良などから実戦配備されたものの大きな実績を挙げることなく早々と退役してしまいました。
この機種を見るとまず思うのが、なぜここまでセンターシートの監視席を大きくしたか、という事です。そのために操縦者の視界を妨げ、ガニマタの脚となる要因となった肩翼にせざるをえず、しかも肝心の魚雷と爆弾は機体下に吊り下げられていて背の高い胴体がまったく生かされていません。ここまでして設けられたセンターシートからの眺め、いったいどんなに素晴らしかった事でしょう。機体後部に有るロープはライフラフト索で、艦上機ならではの一面をのぞかせています。
 

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