Douglas C-133B Cargomaster
C-133は当初、C-124を大型化とターボプロップ化、与圧化した長距離大型輸送機として計画されたが、空軍の要求により高翼低床型として新規に設計開発された。ジュピター、アトラスなどICBM IRBMを輸送するために後部貨物扉の再設計とエンジンの強化をしたのがC-133B。高翼低床化とバルジに収納した主脚によって、キャビンへのICBMや車両の搭載が容易になっている。本来の目的であるICBMの輸送ではあまり活躍しなかったものの、退役後は長大な胴体を生かしてアラスカなどでパイプライン資材の輸送に活躍の場を見出している。立川基地にもよく飛来し、私もC-124ほど親しみはなかったが、小学生の頃に立川へ向かう機影を目撃した記憶が有る。 初飛行1956.・4 |