Sopwith Cuckoo MK.U

クックー(カッコー鳥)とは可愛い名前ですが、その名前とは結びつかない世界最初の艦上雷撃機として設計されました。
それまで水上機が担っていた雷撃ですが、空母の発達により艦上雷撃機の要求が高まり、主翼の後方への折り畳み機構や、胴体下への魚雷搭載のため左右に独立した固定脚などを取り入れ1917年に初飛行しました。エンジンは当初イスパノスイザ200HPでしたが、供給不足から外形の大きいサンビーム・アラブ液冷V8に変更され外形に合わせて機首が上へ太くなっているのがMK.Uの特徴です。実戦に参加することなく終わりましたが、日本にも輸入され日本の雷撃機の設計に影響を与えました。

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