Convair F-102A Delta Dagger
アメリカ初の超音速デルタ翼戦闘機であるコンベア F-102A デルタ・ダッガーは、戦闘機が単独の武器ではなく、レーダー/データアップリンクなど、防空システムの最終段階であるミサイル発射プラットフォームとして開発された新しい時代を告げる戦闘機としても航空史に名を残している。エリアルールを採用したことによって、やっと音速を超える事ができた経緯はあまりにも有名。アメリカ本土をはじめ冷戦時代では西欧にも派遣され防空の任にあたったが、レーダーを避けた低空侵攻する敵機に対してレーダーのルックダウン機能が無い本機は対応できず、特にベトナム戦争のような局地戦は、格闘戦も対地攻撃も不得意な本機には不適当であった。
エンジン:P&W J75 全長:20.8m 総重量:12500kg 最高速度:M1.25 航続距離:2160km 武装:空対空ミサイル6発 生産機数:875機 乗員:1名 初飛行:1954年12月(YF-102A)
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