川西 局地戦闘機 N1K1-ja 紫電一一型甲

局地戦闘機「雷電」の開発が遅れる中、海軍は川西の水上戦闘機「強風」の陸上機化の試作発注を行う。完成期間が早いことが第一優先とされたため、要求性能をもとにした通常の基本設計手順を踏まず、最初から強風の陸上機化が実施された。昭和17年末に完成した機体は発動機を強風の「火星」から「誉」に変更したが、基本設計は継承したため中央胴体は太く、中翼配置の主翼は脚が長くなり収納のための二段伸縮式構造は強度と信頼性に欠けるなどに加え、誉そのものの不調も有り、設計陣としても満足の行くものではなく、すぐに低翼機化が計画され、紫電改となり再出発することとなる。

発動機:中島「誉」空冷星型18気筒1990Hp 最高速度:580km/h 武装:20mm機関砲X4


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