ルバッスール PL107 艦上雷撃機 Levasseur PL107
第二次大戦時フランス海軍に空母はベアルン1隻しかなく、この空母も性能が低くほとんど実戦使用することなく終わったので、搭載すべき艦上機も多くは有りませんでした。ルバッスール艦上雷撃機PL101の後継としてPL107が開発されましたが、全金属製、密閉コクピットと進化したものの、複葉固定脚で性能もぱっとしないばかりか、開発も遅遅として進まず、結局ベアルンに搭載されることなく試作数機で開発打ち切りとなりました。エンジンはノームローン星型9気筒740馬力で3座のこの図体ですから、性能は自ずとわかってしまいます。この時期、フランスの航空工業は停滞期でした。
|