Vought TBU/TBY Seawolf

TBDデバステーターの後継機としてチャンスボートが開発した雷撃機。競合機のグラマンTBFアヴェンジャーがエンジンにライトR2600(1900hp)を採用したのに対し、P&W R2800(2000hp)を採用した事もあり、性能的にはTBFをしのぎ正式採用となるが、F6FやP-47で大量に使用されていたR2800の供給とチャンスボートがF4Uの生産に追われラインに余裕が無く、結局TBFアヴェンジャーが海軍からの量産発注を受け、シーウルフはコンソリテーデッドで終戦近くにライセンス生産されるものの180機のみに終わる。

多少の性能差よりも量産性を重視したTBFに負けてしまったTBU、飛行機は性能もさることながら、量産体制など工業製品としても満足していないと優れた機体とはいえないことを教えられます。
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