中島 A2N1 九〇式艦上戦闘機 

技術者を海外から招聘するなどして外国技術の習得から始まった日本の航空技術だが、九〇式艦上戦闘機は三式艦上戦闘機の後継機として、中島飛行機がボーイングF4Bとブリストル・ブルドッグを参考にしながら独自設計として開発した。参考にした両機の長所を引き継ぎ、速度、運動性能ともに良好で、加賀、赤城、龍驤、鳳翔などの空母および地上基地に配備された。後継の九五式の配備が早く実戦参加も少なかったが「源田サーカス」の曲技飛行でも使用され親しまれた。発動機:「寿」9気筒460Hp

あまり特徴の無い機体ですが、それまでは外国機や外国の設計者による機体だったのに対して、外国機を参考にしたとはいえ日本独自の設計による機種として記憶に留めるべき機種の一つです。
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