空技廠 B4Y1 九六式艦上攻撃機

八九式、九二式と続けて不振の出来だった艦上攻撃機を刷新すべく、海軍は中島、三菱に九試艦攻の開発を命じたが、一方では空技廠に成功した九四式水上偵察機を基本とした堅実な設計案を並行して行わせた。結局中島、三菱案ともに不採用となり、空技廠案が昭和11年、九六式艦上攻撃機として制式採用となった。使いやすさから日中戦争初期では活躍するものの、すでに複葉機の時代ではなく、続いて現れた低翼単葉の九七式艦上攻撃機にすぐに代替され、日本海軍最後の複葉艦上攻撃機となった。発動機:中島光二型星形九気筒(700Hp) 乗員:3名
ここからいきなり全金属製低翼単葉引き込み脚の九七式艦攻へジャンプアップしたという、当時の日本の航空技術の発達の度合を垣間見る機種です。

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