Supermarine Seafire F17

スピットファイアーと同じくシーファイアも大馬力のグリフォン発動機の搭載が計画され、スピットファイアMK12をベースに艦上機型が開発された。大馬力のグリフォンエンジンのカウンタートルクが大きかったことと、マーリンとはエンジンの回転方向が逆方向だっためにマーリンに馴染んだパイロットにとって離艦が難しく、MK.47では二重反転プロペラも採用された。また、脚が華奢な事に加えて着艦フック位置が前寄りだったため着艦時の転覆事故が頻発した。そこでMK12の途中生産機から方向舵の下端に、スティンガータイプとよばれる着艦フックを設け転覆を防止。MK17ではティアドロップキャノピーを採用し、脚の強化も施された。第二次大戦には間に合わず実戦参加はないものの、朝鮮戦争では実戦参加している。
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